お客様の声
株式会社エネクル
「端末の老朽化、システムの仕様や運用の見直し」
『SP650(Ⅵ)』
大崎データテック株式会社が、お取り引きしたお客様からの声をご紹介する、連載企画「お客様の声」。
今回、私たちは、株式会社エネクル様に『SP650(Ⅵ)』の導入理由とその効果、そしてこれからの未来について、お話を伺いました。
取材日:2024年11月
公開日:2024年12月
抱えていた課題
CO2の排出量が少ない、クリーンエネルギーとして注目されているLPガス。
埼玉県草加市に拠点を置く株式会社エネクルでは、LPガスを事業の中核とし、時代の変化に応じた質の高いサービスをお客様へ提供しております。
現在、エネクルでは小型軽量の 4インチ 携帯型サーマルプリンタ SP650(Ⅵ)を、検針業務と灯油配送にて使用しており、24万件のお客様にLPガスと都市ガスを供給しております。
― 老朽化した端末、そしてインボイス対応
堀様:
2023年、インボイス制度がスタートするにあたって、伝票のレイアウトを変更せねばならなく、長らく使い続けていた検針のシステムを入れ替えねばならない状況を迎えておりました。
また、保安業務ではiPadを用いておりましたので、検針のシステムを入れ替える際に、iOSのアプリと連携できるプリンターの導入を模索しておりました。
堀切様:
以前は、専用のハンディターミナルとBluetoothで連動するモバイルプリンターを用いて検針しておりました。印刷される伝票も、今よりも小さめの伝票を使っていました。
また、システムも自社のほうで開発やメンテナンスができるようなものではなく、不具合がある度に、当時の開発業者さまにメンテナンスを依頼しているような状態でした。
堀様:
インボイス制度が始まる関係で、伝票のレイアウト変更を対応せねばならなく、古い端末を使い続けシステムのみを改修することも考えたのですが、もうハンディターミナルも10年以上もの間、使用し続けていたもので……。
ここは思い切って、システム改修ではなく、新たにインボイスに対応したシステムと端末を導入しようと考えました。
堀切様:
そうですね。
端末の老朽化、システムの仕様や運用を変えたいという問題が、社内で多々出てきている中で、「自由に開発ができない」、また「限られた用途でしか使用できなく拡張性もない」というのが、私たちの抱えていた大きな課題でした。
導入したソリューション
『4インチ 携帯型サーマルプリンタ SP650(Ⅵ)』
― iOSアプリとの連携が決め手
堀様:
やはりSP650(Ⅵ)がiOSアプリと連携できるという部分が一番大きかったです。
また、屋外業務実績や安定性に加え、他社さまでも多く採用されていたという部分も、すごく安心して導入に至る経緯となりました。
堀切様:
当時、自社でiOSで印刷アプリを開発するスキルが、恥ずかしながらない状態でした。インボイス対応という限られた期間の中で、モバイルプリンターとの連携を実現するのはなかなか難しく、途方に暮れておりました。
他社さまでも、幾つかプリンターを見させていただき、システムについても相談させていただいたのですが、なかなか我々の要件をクリアすることが難しく……。
堀切様:
そのような中で、大崎データテックさんに快く相談に乗っていただきまして、本当にスムーズに、とんとん拍子というか。求めていた答えがすぐに返ってくる、とてもレスポンスもよく、システムとプリンターの導入を進めることができました。
堀様:
それと、伝票の帳票を作るレイアウトです。
帳票の設計も社内でできるようになりましたので、そのような運用面での拡張性も採用の決め手になりました。
堀切様:
URLスキームという技術があるのですが、検針業務での印刷の際、当社で使用している独自のiOSアプリとも問題なく連携させることができ、また今後の活用の幅も広がるような形でシステム導入できそうだったのも、大きな決め手となりました。
実感した成果
― 印刷のスピードも速く、スムーズな運用を実現
堀様:
検針票で言うと、今まで使っていた伝票より大きいサイズになりましたので、印刷したい項目が、全て印刷できるようになりました。
デザインや見栄えもとても良くなり、お客様からの印象も良く、とても効果を感じております。
また、印刷のスピードも速く、安定しているのもありまして、スムーズに運用できていますので、とても良かったと思っております。
堀切様:
システムの目線からですと、開発当時、結構、目まぐるしく仕様も変わったりして、帳票の企業番号であったりとか、ここの表示はこうしたいとか、様々な要望があったのですが、そういった変更依頼にも、即日、もう依頼が来たらその日に修正したりしてくれて。
今までですと、1週間、2週間とか、時間も費用もかかっていたので、本当に効果を感じております。
また、今回、自社で容易にメンテナンスができるようになったのも大きく、柔軟に対応することができて、非常に助かっています。
現場から寄せられた声
― 現場のユーザビリティが上がった
堀切様:
システム担当として嬉しいのは、今、問題がないので連絡が来ないという状況なんですよ(笑)。
以前は、「印刷ができない」「動かない」といった電話が非常にたくさん来ていたのですが、今は本当に安定して稼働しているので、とても助かっています。
プリンターも扱いやすく、お客様のいる現場でプリンターが動かなくなったら、焦ったり、心証にも関わるので、なかなか大変な部分だと思うんですけども、そういったところに気を使う必要がなくなったのは、現場のユーザビリティが上がって、良かったと思っています。
堀様:
エネクル社内の課題でもあるのですが、まだ他に手書きしている伝票とか、会社でプリントした書類を現場に持っていって、そこに手書きで書いてお客様に渡している紙の書類などもありまして……。
大崎データテックさんのプリンターを導入し、検針伝票を実際に印刷する中で、現場からは「これもモバイルプリンターで出力したい」といった声も続々と上がってきております。
これからそういった声にも応え、運用に乗せていければと考えております。
さらなる飛躍を目指して
― SP650(Ⅵ)のさらなる利活用を
堀様:
先にも述べましたが、まだ手書きの伝票があったりしますので、そういった伝票もSP650(Ⅵ)で印刷できるようにして、1台のプリンターで様々な帳票を出せるようにしていきたいと考えております。
結局、現場で手書きしたものを事務所で手入力したり、二度手間になっているような業務がやっぱりどうしてもありますので、現場でしっかり端末で入力し、その上で帳票を印刷できれば業務効率化にもなりますし、ミスも軽減できるかと思います。
そのような業務フローを、今後、大崎データテックさんと一緒に構築していければと思っております。
堀切様:
現在、iPadやiPhoneだけで印刷できる状態になっていますが、今後、将来的にはWindows OSのパソコンとかでも印刷できるようにして、エネクルの業務をよりスムーズにしていけたらと思っております。
例えば、事務所だとか出張先でも、パソコンとプリンターさえ持っていれば、営業先で書類を出力したり、色々な使い方もできるのではないかという構想が、私の頭の中にあります。
これからの未来
― 共に新たなサービス、業務効率を目指して
堀切様:
システムも安定しており、マニュアルやレクチャーがなくとも、現場での運用は、日々、問題なく稼働しております。
導入から1年以上が経ちましたけど、本当にアプリも使いやすく、全てのストレスが軽減できています。
これからは、さらなる業務効率化を目指して、システム、モバイルプリンターの使える幅を広げていく取り組みをできたらと考えております。
堀様:
このエネルギー業界、年々いろんな変化が生まれている業界であります。
競争も激しい業界ではありますが、そのような中でも会社として、やはりもっと大きく成長していくためにも、社員一人ひとり、協力しながら業務に取り組めればと思っております。
様々な変化に対応できるよう当社も頑張っているところではありますが、大崎データテックさんとも、様々なシステムやデバイスなど、色々とご提案いただきながら、一緒に新たなサービスなり、業務効率を目指して、歩んでいければと思っております。
堀切様:
大崎データテックさんに感じているのは「思いやり」の一言。
本当に、これからもよろしくお願いいたします。
現場から
営業担当からの声
― プリンタ導入による課題解決を
お客様のお悩み事とやりたい事などをヒアリングし、プリンタSP650(Ⅵ)とシステム側と連携できるソフトも提案いたしました。
プリンタ導入による課題解決、導入後の運用や今後のメンテナンスを含め、お客様にご満足頂けとても嬉しく思っています。今後も業務改善検討などを一緒に進めていきたいと考えています。
企業紹介
堀川産業株式会社/株式会社エネクル
堀川産業株式会社/株式会社エネクルは、昭和27年の創立以来、家庭用燃料を中心に薪炭から始まり、社会環境の変化に応じて、液体燃料、ガス体燃料と取扱商品を広げ、電力・ガスの小売自由化と共に太陽光発電事業、電力小売事業、都市ガス事業に参入し、マルチエネルギーサプライヤーとして歩み続けています。
エネクルでは、エネルギーを「安全に安心」してご利用頂けるよう「24時間緊急時対応」体制の確保は勿論のこと、最近の激甚化する自然災害等へのBCP対応にも万全を期した上で、「時代の変化に応じた質の高いサービス」を提供しています。
※お客様の情報(役職名含む)や名称等は、取材時の内容(2024年11月時点)となっております。